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一瞥体験、覚醒体験後の苦悩「それどうでもいい。なのにやらねばならない」

不安や不足を埋めようとする行為がイヤになる

一瞥体験、覚醒体験では「悟り」を一時的に体験するものの、そこに留まらずにまた元に戻ります。

悟りの状態であるならば、周りで起こるあらゆることが「それで完璧」「何もかもが調和している」と感じられるので、問題意識がわくことはありません。

すべてがありのままで変わる必要がなく、心地よいと感じます。

 

私の場合、覚醒の状態にあった時

 

「この先なんの問題もなく生きていけるんだ」

「人生なにもかもうまくいくんだ」

「私が使命を遂行できるようにミラクルのように周りの環境が自然に整って、お金にも困らなくなるんだ」

 

という感覚になりました。

上記が叶うのは、正に「真我」が人生の舵を握っている状態なのですよね。

 

でも、実際にはまた元の小さな自分「自我」が戻ってきて、人生の舵を取るようになり、真我が追いやられてしまうので、うまくいかなります。

 

幸福感も薄まり、周りとの調和も感じられず、お金を稼ぐにもまた自我で頑張るから苦しいという、元の状態に戻ります。

 

戻るといっても全く元通りではなく、覚醒前とは比べものにならないくらい、人間としての生活は生きやすくなっているのです。

しかし覚醒状態の自由と至福を知っているために「これではない」と思ってしまうのですね。

 

特に仕事。

「こんなどうでもいいことしたくない」と感じてしまうのです。

(多分本当に覚醒状態が定着したら、目の前の仕事がどんなものであれ、すんなりと受け入れて「超作」「カルマ・ヨガ」ができるのでしょう。

関連記事:超作。本山博先生。相手が最も良くなるようにと愛と祈りの心で行為し、結果にとらわれないこと。

関連記事:カルマ・ヨガとは?葦原瑞穂さんの「黎明」から

 

自分本来の本質を顕現して生きていきたい。しかしお金を稼ぐための仕事は、それとは逆の価値観がベースになっていることが多いですよね。

覚醒状態が定着せずに、自分の中に不調和がまだ残っているので、現実世界に反映されているのでしょう。

 

 

「私じゃなくてもいくらでも替わりがきく」

「私はもっと大きなことができるのに」

「もっと人を心の奥から変容させられるのに。本当の生き方に導けるのに」

 

生活のため、家族のため、子どもの教育費のため、価値観の合わなくなった仕事でお金を稼がないといけません。

 

働く目的は「お金を稼ぐため」であって、自己実現や他者実現には結びつきにくいですよね。

つまり

「生活がダメにならないように、お金を稼ぐ」

「ダメになる不安を回避したいから」という動機。

その根底には「家族に迷惑をかけてはいけない」という価値観もあります。

本当にやりたいことではなく、仕方がないから我慢するという「自己犠牲」です。

 

仕事はどんな仕事であれ他者の役には立っているという見方もできますが、

 

「役に立っているかもしれないが、それは私が本当にやりたいことではない

「浅い部分で一時的に助けにはなったとしても、それが相手の本質を顕現させるには至っていない

お金に困っていないのなら、今の仕事はやめて他者がその人本来で生きられるような貢献をしたい

 

という思いが強くなってきます。

 

 

覚醒体験のある人が天職を生きたくなるのは当たり前であり、また覚醒体験が無くても、今は同じ思いを抱く人が多くなっています

覚醒体験のようなインパクトのある体験が無くても、目覚めの意識に移行している人が増えています

 

「適職」と割り切って考える

天職とお金を結びつけるから余計に苦しいのです。

江原さんの言う「適職」と「天職」という考え方があります。

 

関連記事:「好きなことを仕事にしたい」天職と適職、お金のための仕事

 

天職から収入を得たい気持ちはちょっと脇に置いて、まずは適職に就くことが先という方もいるでしょう。

というのは、覚醒体験によって価値観が変わるので、それまで合っていた仕事がもうできない状態になることは多いかと。

新たな価値観に合う仕事「適職」をまず確保することです。

 

自分が得意なことで、無理せずにいられて、嫌いではない仕事です。

適職に自分の存在価値や生きがいを求めるのはやめるのです。

まずは

安心感とお金、天職活動を邪魔しないこと

を適職に求める。

 

その中で、やりがいもそこそこ感じられれば「悪くない」と思えます。

安心感のベースを作ることで、お金のことは気にせずに天職活動を進められます。

 

「そんな都合のいい仕事、なかなか見つからない」と思うと見つかりません。

天職で稼げるのが一番かもしれませんが、潜在意識がそれを信じ切れていない段階、許していない段階では、難しいでしょう。

 

願望は叶えたいと思わなくなった頃に叶います。

そういう意味で、天職で収入も得てやっていきたいと、この記事を探し当て、読んで答えを求めている時点で「まだなんじゃないかな?」と。

 

天職で生きていく前段階として、まずは適職を確保する重要性を言っているのですが、

適職であれば、見つかるハードルはうんと下がります。

 

自分の中で、これだったら叶いやすいなと思える条件を設定し、「そこそこ、悪くないな」と感じる職場で働いているイメージができたら、見つけることが可能でしょう。

こんなツールもあります。

 

苦悩の原因はインナーチャイルド?単なる過去の焼き直し現象かもしれない?

「こんなこと私にとってはどうでもいいこと」

「物足らなすぎる」

「たましいが満たされない」

 

と思ってしまうのは覚醒体験や気づきが深まることだけが原因じゃないかもしれないと気づきました。

 

ん?

似たような感覚は昔もあったよね、と。

 

もしかしたら、あなたも子ども時代に同じような感情体験はありませんでしたか?

 

ある分野で秀でているがために、周りとレベルが異なり、退屈で物足らない気持ちを抱いていたことはありませんか?

授業が簡単すぎて面白くない、など。

かといって能力をありのまま表現したとしても、他の子の迷惑になるので、一人目立たないようにしていたのでは?

 

私の話ですが、小学校時代はまだ良かったものの、中学、高校時代は学校の授業が退屈で仕方ありませんでした。

私は5歳から英語を習っていて、家でもまじめに取り組んでいました。

 

そのため英語は誰よりも得意だったのですが、学校の授業は横並びの教え方です。

私にとって本当に退屈で仕方がありませんでした。

 

突出した実力があってもそれを活かせず、いくら英語ができても、「それを活用して生き生きと自分が輝く場」はほとんどありませんでした。

せうぜいテストで満点取るくらいです。

それでも、当時は承認欲求のかたまりだったので、英語の練習は毎日数時間こなしていて、ネイティブの先生が学校に来る日は積極的に話しに行っていました。

理想とする基準も高く、「留学以上の実力を国内で達成すること」目指しておりました。

 

ちょっとやそっと「英語ができる」くらいでは出来ているうちに入らないのです。

 

実力があるがゆえの苦悩。

実力があっても学校という社会ではそれを求められていない苦悩。

枠にはめられる苦悩。

 

英語は子ども時代から39で英語講師を辞めるまで、自分のアイデンティティの大部分を占めておりました。

ですので39歳で英語の仕事をきっぱりと辞めるのはアイデンティティを手放すに等しかったです。

 

28歳で覚醒体験をして以来、「真実の世界があるのだ」「人間誰でもその人の本質を発揮して生きる道があるのだ」

という存在の根っこを支える価値観を持ち続けています。

 

ですので、それらの価値観が私にとってより一層大事なものとなっていました。

しかし、その自分を根っこから支えてくれる価値観も「また生かされないのか」、という状態を再体験したというわけです。

 

形を変えて。

英語の実力が生かされなかった体験と、覚醒体験があって深い気づきを得たとしても、それが生かされていない状態は似ています。

 

英語の話には続きがあり、大学に入ってからは素晴らしいクラスに在籍することができたのです。

そして、そこで出会った仲間たちは今でも交流が続いており、一生の付き合いをさせていただいております。

 

中学、高校と英語の勉強をする動機は「エゴ」を満たすためでしたが、

エゴを満たすための勉強も

ある意味「やり切った」ということでしょうか。

 

自我が限界まで頑張ると、解放に至ります。

すると次元が変わるのですよね。

当時はそんなこと知りませんでしたが、思いもよらない宝がもたらされたのです。

 

もうこれ以上苦しめない、と

苦しみに耐えてもう頑張りが利かないというところまで来たら、状況は反転します。

陰極まれば陽転す

 

 

 

私の話を長々と書いてしまいました。

何でもいいので

「やり切った」

と思えるくらい頑張れば自我の終焉に行きつき、状況が変わるのでしょうね。

 

覚醒体験があり、その後苦悩に陥っているのであれば、

何か一つとことん取り組んでみるのがいいかと。

 

 

どうでもいい、やりたくない、興味ない、という気持ちに向き合う、

どうしてそう思ってしまうのか?

何を望んでいるのか?

苦悩そのものを深く深く掘り下げる、内面を探求しつくしてみる

 

など。

 

今日もお読みくださりありがとうございました。

 

 

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