ツインソウル・ツインレイかどうか気になるのは期待してしまうから
どんなワードで読者のみなさんがこのブログに辿り着いているのかと調べると、意外にも「ツインソウル」「ソウルメイト」で調べて来られる方が多いのですね。
現時点で約500ページありますが、ソウルメイト、グループソウルについて書いた記事はこちらになります。
その人と出会うことによって、自分自身や相手の中に変容が起こる、人生で大切な役割を果たすのが「ソウルメイト」と呼ばれています。
ですので、自分にとって好ましい影響がある人、逆に傷つけ傷つけられるという関係も「ソウルメイト」と言われています。
家族もソウルメイトであると言えるでしょう。
ツインソウルはソウルメイトの中でももっと濃い関係になりますね。
一応「ツイン」という言葉を使っていますが、2人とは限らず、12人までをツインソウル言ったりするようです。
「ツインレイ」はたった一人の運命の人を現す言葉のようです。
しかし「ツインソウル」も「ツインレイ」も、調べようとするのはほとんどの場合
「あの人と私は運命の人なのかな?」という気持ちからでしょう。
あの人は私のことが好き?
相思相愛だけど障害だらけ。この先一緒になれるのかしら?
片思いなのか、お付き合いしていて確信を持ちたいのか、どちらかが既婚者なのかは状況は異なるでしょうが、とにかく確かめたいのだと思います。
「あなたとその人は運命の相手同士。必ず結ばれますよ。」という言葉を聞きたい。
それも力のある占い師やスピリチュアルな能力を持ったヒーラーなどにちゃんと判断されて安心したいのですね。
言われたい言葉はほとんどの場合もう自分の中で決まっているでしょう。
「あなたが信じた人、あなたがそう感じた人が運命の人ですよ。」
「あなたと〇〇さんは過去生からのつながりがあるツインソウルですよ。将来必ず結ばれます。」
相手と今現在どのような関係なのかはわかりませんが、
関係性が安定していて何の心配もない状態であれば、
何度も占いに通ったりスピリチュアルな人に視てもらったり、ネットで何度も調べたりはしないでしょう。
そのようなことに興味があって探求するというよりは、
安心したい
一緒になるという希望が叶うことを信じたい
と期待感が大きいのでは?
同時に不安な気持ちも時折感じたりして。
そして多くの場合相手の態度が
「私のこと好きなのでは?」という思わせぶりなのではないでしょうか。
すでにお付き合いをしている場合も心の中にほんの少しかそれ以上かわかりませんが、不安があるからスピリチュアルな答えが欲しくて、ツインソウルかツインレイか確かめたくなるのでは?
ツインソウル・ツインレイ、どうやったら見分けられるのか
手の形がどうのこうのだとか誕生日がどうのこうの・・・
世間では見分け方が色々書かれていますが・・・。
ツインソウルなりツインレイなり、確かめたくなるほどの影響力のある人、心惹かれる人というのは、たいていの場合は心の深い部分でお互いに交流があるからですね。
他の相手には見せていない部分を相手に受け止めてもらった体験があるのでは?
普段の生活では、私たちは社会の中で役割としての人格を振る舞っていることが多いですよね。
学校では生徒と先生。
会社では同僚と上司、後輩。
近所では〇〇さん家の長女、〇〇さんの奥さん。
家庭では夫と妻。
家族や友人との付き合いでは、もしかすると心の深いところも打ち明けるかもしれませんが、
社会では普通自分の悩みを会社の同僚に泣きながら話すといったようなシチュエーションは普通はないわけです。
その場を気分よく過ごせるように、当たり障りのない話をして過ごすことがほとんどです。
ところが、いつもいつも役割としての自分でいるわけでもなく、気が合う人とは仲良くなって深い悩みを打ち明けたりして、関係が深まっていきます。
そういった段階で、それは「役割」から「素の自分」に近い部分にモードが移行しているということ。
上はゲシュタルト療法の「5層1核」の図です。人間は自分の中にこれらの層を持っていて、多くの場合は「役割の層」で生きている時間が多いのです。
本当の自分「真実の自己」に近づいていくには、自分の限界を超えながら③、④、⑤、という風に進んでいくのですね。
この図の説明は省きますが、心の深いところでお互いに影響し合う関係というのは、より「真実の自己」に近い部分で起こっていると言えましょう。
素の自分、真実の自己、ということはたましいレベルで共通する要素があるということですから、同じような使命を持っているのがツインソウルやツインレイですね。
ツインソウル・ツインレイ
このようなワードで検索するパターンとしては
1.恋愛に興味関心がある10代20代の若い人
2.40代前後かそれ以降のある程度自分というものを把握し、成長が進んだ人で、心揺さぶられる関係に出会ってしまった人
1の若い人の中でも心が成長し、本当の自分と生きていこうとしている場合、自分の本来性を生かして生きていこうとしている場合などは、運命の相手「ツインソウル」「ツインレイ」と出会う確率も高いかと思います。
しかしほとんどの場合はまだ自分というものがつかめておらず、相手の期待するような理想を装ったりしてしまいます。
自分でもそれが本当の自分だと錯覚している場合も多いでしょう。
結局は相手の望むような「役割」と演じていたり、好かれようと無理をした結果、お付き合いや結婚に至るということが多いのではないかと思います。
ですので、相手がツインソウルやツインレイである確率は低いでしょう。
しかし縁があったということはソウルメイトであることには間違いないのです。
2.の場合は、ある程度人生経験も積み、本当の自分で生きていきたい、何のために生まれてきたのか、など自分の人生について真剣に考える人も多いでしょう。
若い頃は世間体や理想の生活のイメージに自分も影響され、社会で言われる理想を生きることが幸せなんだと信じて生きてきたのかもしれません。しかしその生き方は本当の意味での幸せではなかったと気づいてしまった人。
人間は誰もが「真実の自己」に向かって成長しています。
人との関係というのは、その真実の自己に近い部分でお互いに触れ合うと、「役割」というフィルターを通してではなく、素の自分を受け止めてもらえたと思うのですね。
そして相手も素の自分を私にさらけ出してくれた、と。
こんなに私のことをわかってくれる人はいない。
そういう意味で、より純粋な素の自分同士で理解し合えた関係が、「ツインソウル」「ツインレイ」ということです。
そのような体験はめったにないことというのは、実感していただけると思います。
素の自分で生きていく・・・確かに自己探求を続けていれば素の自分でいられる時間が増えて自由度が増し、他人とのコミュニケーションがらくになっていきます。
自分を偽り取り繕うことも減っていきます。
そのままの自分を受け止めること、自己受容が深まっていくと、
周りの世界は自分の反映ですから、自分で自分を受け入れた分、他人からも受け入れられる。
とことん自分を受け入れた時、ある人はライフワークがうまく回っていくでしょうし、ある人は運命の相手から受け入れられるということです。
そしてそのように本当に自分を受け入れることのできた状態では、相手のことを
「この人はツインソウルかな?」
「もしかすると私のこと好きかもしれない」
「この人となにがなんでも一緒になりたい」
という期待、執着する心も自然に無くなっているかと。
そう、ツインソウルかどうか、ツインレイかどうかはどうでもよくなる執着の外れた状態!
結果相手に受け入れられ、お付き合いする関係になっているでしょう。
その状態になった時はもう相手がツインソウルかどうかということにはこだわらないでいられるほど、
自己受容が進み、幸せを外の人間関係に求めないでもやっていけるほどに満たされているということです。
お金もそう、ライフワークもそう、運命の人もそうですが、求めなくなった時に自然とそこにあるものなのです。
今日も読んでくださりありがとうございました。