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本心を選ぶ、今ここで心を開くことを続けていく

本心本音で生きること。

物質的な価値観よりも心を重視すること。

コロナで生活環境が激変したことがきっかけとなり、それまでは目に見える物質的なことや他人の目を気にして生きてきたけれども、自分の内面に意識が向くように変化したという人が多いかと思います。

私自身は28歳で死に直面した体験により、突然スピリチュアルな次元、宗教的体験、神秘体験、一瞥体験をし、「なんだそういうことだったのか」という気づきを得ました。

三次元のこの世と折り重なるように別次元の世界が存在する。

そしてその次元こそが真実であり、この世は「夢」みたいなもの。

真実の次元というのは元々「天国」であり、真実の次元が映し出された世界が「この世」ということ。

天国というのは、「平和」「愛」「感謝」「自由」「平安」「好奇心」「信頼」「喜び」などの心で過ごせる世界です。

だから本当はこの世もまた「天国」なんだけど、ほとんどの人にとってとてもそうとは思えないし、地獄のように感じる人もいる。

それは個人個人が潜在意識にビリーフ、思い込み、信念を抱えていて、その信念がその人の世界に現象化されるので、試練や苦悩が生まれるのですね。

本当は何の制限もないし、トラウマもないのです。

自由に自分自身の世界を創っていけるのです。

というかみんなすでに創っていて、その世界で生きているのですね。

本当は天国であるはずのこの世ですが、「天国ではないもの」「自分にとっていやだなと思うもの」を心に抱え、それと同調し、そのことばかりに気を取られ、「不安」「不満」「恐怖」「疑い」「自己卑下」「罪悪感」「憎しみ」などを現実世界で再現してしまうのです。

私も幼少期から「地獄を創る天才」でした。

「どうして私だけがこんな目に遭うのか」ということが起きたり、他者に委ねざるを得ない状況で、期待するのとは真逆の絶対に起きてほしくない現実が起きるという理不尽な思いもいっぱいしてきました。

「こんなことは絶対に起きてほしくない」

「〇〇さん、私のためにうまくやってよね」

自分にとって都合の悪いように事が進んで行くのではないか?という疑念を抱いていることが多かったです。

子ども時代は現状を改善させるには大人に頼るしか方法はなく、当然当時は自分の心が現実を創っているなどという発想はありません。

「どうせ無理」

「あの人に頼っても希望は叶わない」

「誰かに頼るといつも不本意な結果になる」

個人情報がわかってしまうのでいつ頃どこで等具体的なことは書けませんが、人間関係の苦しみは相当なものでした。

生き生きとした自分を出せない、子どもらしい天真爛漫でありのままの自分を出すことができない、言いたいことがあっても言えない、いやなことがあっても我慢して従う。

幼少期から高校生くらいまでこんな感じで生きてきて、10代後半以降は徐々に自分を出してもいいんだと思えるようにはなってきました。

それでも今よりはずっと抑えていたので、28歳の時「ああ、そうだったのか。目の前の人にただ正直に心を開いて感じたことを素直に伝えたらそれでよかったんや」とシンプルすぎる気づきを得るまでは「人生の大半が偽りの自分で生きていた」のです。

「ウソ」をやめていくことで心が軽くなり、人生の自由度が上がっていく

私の場合は子どもの頃からすでに自分にうそをついていて、そのことにすら気が付かずに生きていました。

例えば

楽しくないのに、周囲の目を気にして楽しいフリをする。

本当は遊びたくないのに、断れないからしぶしぶ遊ぶ。

断る時に「こういう理由だったら相手が納得するだろう」という言い訳を用意してしまう。

本当はもっと主張したいことがあったり、しんどい話を聴いてほしいのに、相手を気遣ってしまい、自分の実感よりも控えめに伝えてしまい、全然伝わらずに不満を抱え続ける。

このように、本心本音を内に隠して、表面上は波風を立たせないように振る舞ってしまう癖がありました。

ですから常に生きづらさを抱えていて、気持ちがモヤモヤしているのです。

ちなみに夜見る夢も、子ども時代から背景が夜というシチュエーションが多かったです。30代を超えてから昼間の夢が増えてきました。それでも曇り空が多いですが。

自分を解放していない精神状態が夢に現れていたのでしょう。

うそをやめていくにはまずは自分の心から

自分でも自分が本当はどう感じているのかわからなくなっている場合もとても多いです。

本心では楽しくないと感じているのに、それに気が付かないのですね。

楽しいフリをすることで「楽しい」と頭で解釈してしまい、それが本心だ思っているから気が付かないのです。心の声をキャッチできていません。

誰かに誘われたり、何かを勧められた際、ご自身の気持ちは本当はどう感じているのか?

それをやろうと思ったとき、素直に「行きたいな」「やりたいな」と心が軽いのか、それともどんよりと重く感じるのか。

重く感じるということは、それが自分にとって強制だからです。

相手に直接「行きたくない」「やりたくない」と伝えられる段階でない場合は、まずは自分で自分の気持ちに気づくこと。

他人に正直に伝えられる段階になればずいぶんとらくに生きられているでしょうが、まずは自分が本音を受け止めるのです。

他人に伝えるかどうかは置いといて、まずは「自分の心にはうそをつかない」と決めることです。

これだけでも生きやすさが全く違います。

次に他人にも正直な心で対応することを増やしていく

自分の本当の感情に気づくようになってきたら、自己不一致を感じる行動を取るのがしんどくなってきます。

例えば、何か気の進まない頼まれごとをした際など、以前ならあんまり考えずに頼まれごとを引き受けていたかもしれません。

「みんながやっているから」とか

「あの人にはお世話になっているから」など

本心では気が進まないのに、引き受ける理由を引っ張り出して頭で納得しようとしたり。

あるいは、「いやだな~」という本心に気づいていても、悪く思われたくないからと我慢して引き受けていたかもしれませんね。

気の進まない頼まれごとをされ、本当はイヤなのに引き受けるというのは、2つのことを比べて自分にとってマシな方を選んでいるのです。

それは

1.自由でいられるが、断ることで嫌われるリスクを背負う、和を乱すかもしれない。

2.周りとの平和な関係は保たれるけど、自分は我慢しなければならない。

これらを比べているのですね。

これは人それぞれ、自分軸で生きるのがらくなのか、他人軸で生きるのがらくなのかによります。

他人軸で生きるのがらくなのであれば、2を選ぶことで安心できることが多いです。

自分軸で生きるのがらくなのであれば、1を選ぶことが多いでしょう。

そして自分に正直になるというのは、「自分軸」を取り戻していくということですから、だんだんと「1」になっていくことになります。

頼まれごとが自分のやりたいこと一致していれば引き受けるでしょうし、そうでなければ断るようになっていきます。

というのは、自分の気持ちに正直になっていくにつれ、他人に対してもうそをつくのが失礼だと思うようになるからです。

本当はイヤなのにしぶしぶ引き受けて、最初は相手に喜んでもらえるかもしれませんが、何かのきっかけで「本当は引き受けたくなかった」ということが相手に伝わるかもしれません。

そうなった場合相手も傷つきます。

うそが少なくなっていくというのは、誠実になっていくということ。

イヤだな、と思ったのなら、最初の段階でお断りした方がいいように思います。

他人軸のように見える自分軸の人もいる

それから、自分の価値観で、自分軸で生きているという人の全てが他人とはちょっと異なっていて個性的というわけでもありません。

中にはその人自身の価値観がもともと周囲や他人の価値観ととても合っているということもあります。

特に主張が強いわけでもなく、かといって自分を抑えて無理をしているわけでもなく、周囲と平和、調和を保ってうまくやっているような人ですね。

そういう場合は一見「他人軸」に見えますが、自分の「我」にとらわれず、自分にも他人にも優しい人なのでしょう。

我にとらわれないので、何かトラブルが起こったら「嫌われたらどうしよう」「悪く思われたらどうしよう」などと保身を考えるまでもなく、時には他人に厳しい面を見せる毅然とした態度の人です。

自分に対する信頼と、他人に対する信頼があってこそ取れる行動だと思います。

普段の態度からは「平和で優しい人」という印象なので一見他人に流されているように見えるかもしれませんが、人生経験を積んだ人から見れば人格の磨かれた立派な人物として一目を置かれるような人ですね。

最後に

自分自身や目の前の人に対して、心を開いて接していく・・・。

他人に対して、「こんなことを言ったら嫌われるのでは?」という恐れや、不信感を手放すことで可能になっていきます。

きっと伝わる、受け止めてもらえる。

正直に言っても大丈夫。

こう思えるようになるには、やはり自分で自分の本音をまずは受け止めること。

自分が自分を受け止める、受け入れる以上に他人から受け入れられることはありません。

なぜかというと他人からの言動は、自分が自分に言っていることだからです。

他人から愛される前にまずは自分を愛することが大切とよく言われます。

 

今日も読んでくださりありがとうございました。

 

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