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これが私の使命!天職!って思ってもお金が心配!?あの方も実はそうだった!?

本山博先生の著書「祈りと救い」から

私自身、自分の天職はスピリチュアルケアだと思っています。

生死をさまよった際に自分の未来のビジョンが脳にダウンロードされました。

それまでの人生の意味がわかった、点でしかなかった一つ一つの出来事が線となり

意味のあるものだったのだとわかりました。

 

もともと中学・高校時代にカウンセラーという職業に憧れていた時期がありましたが、

当時は英語の勉強を頑張っていたため、そのまま英語の道に進むことになりました。

 

宗教的体験の際、未来のビジョンを観たことがきっかけで、スピリチュアルケアを学ぶことになります。

英語講師をしながら学びを続け、ボランティア活動などで実績を積みつつ今までやってきました。

 

今はちょっと活動を減らしておりますが、使命・天職に出会ってしまったので、

もう後に引けない、今後もずっと関わっていくんだろうなという思いでおります。

 

義務感というのではなく、私のたましいの喜びがそこにあるからです。

つまりスピリチュアルケア・グリーフケアが私にとっての好きなことなのです。

好きなことで食べていけるのか?ほとんどの人が抱く問い

なかなか簡単には行かないのが現実です。

スピリチュアルケアの実践の場はボランティア活動であることがほとんど。それでも講師をしてのお給料をいただくこともありました。

今後は自分で対面セッションなどをやっていくので、集客次第でどうにかなるとは思います。

 

ただ現在は別の仕事をせざるを得ない状況になってしまい、しかも余計なエネルギーをそっちに取られているため、本当にやりたいことに注ぐエネルギーが枯渇気味なのです。

 

生きていくためには収入は必要ですし、自分の使命がわかったからといってそれで本当に食べていけるのかという不安はゼロではありません。

 

本当にやりたいことが見つかったにもかかわらず、同じ悩みを抱く人は私以外にもいることでしょう。

 

多くの人が「やっぱりだめかも」と引き返すことが多いとも聞きます。

本山博先生も同じことで悩んでいた!

スピリチュアルケアや宗教のことを学ぶ中、本山博先生とう方の本に出会いました。

何冊も持っているのですが先日買った『祈りと救い』には本山先生の貴重な体験がつづられてありました。

p.135

当時はちょうど終戦間もない頃で、共産主義とかそういうのが盛んな時代で、宗教とか神秘主義というのは非常に排斥されていて、大学の中でもそういうことを言うと要するに残れなかった時代なのです。

ところが、どうしても宗教とか神秘主義とかという研究がしたくてしたくてしようがないようになんとなくなってしまうのです。

どういうわけかしらないが、やむにやまれないような気持になって、それが自分をしょっちゅうそっちの方に引きずっていくのです。

こういうことをやっていたのでは大学へは残れない、大学からつまみ出されるのだからやめようと思うのに

どうしてもやめられない。

それでやはり四~五年は自分の心の中に大きな葛藤がありました。それが自分の、本職というよりは、神様から与えられた仕事なら、一生これをしたいと思う一方、それをしていたのでは食べていけるかどうかわからないのです。

大先生でもこのように悩まれたのかと、大変勇気をもらい、励まされる内容が書かれてありました。

今でこそ「スピリチュアル」な本や「引き寄せの法則」といった数十年前であれば「怪しい」とされた本が書店の店頭に並んでおります。

 

「宗教嫌い」という人もまだまだ多いかと思いますが、

昔に比べたらずいぶんと堂々と「宗教」や「スピリチュアリティ」といったことを堂々と宣言し

それを職業にしてやっていきやすい時代かもしれません。

 

おそらく数百年前であればそれが当たり前だったのでしょう。

その後物質文明が栄えたため、目に見えるものしか信じないという時代が続き今に至るのだと思います。

 

本山先生の言葉から、人間を超える神様や仏様といった存在を信じることで、

自分のいのちは「生かされている」のだという安心が得られます。

 

またそういった存在から私自身も役割が与えられているのだと思えることができます。

本当に食べていけるのかという迷いは、どうしても目先のことにとらわれてしまう心から発せられます。

 

先生の言葉にもありましたが、

今やっていることはこの先200年後300年後の人類にとって絶対に役に立つとの強い思いから、自分を信じて進んでいくことが大事なのだと学びました

 

私個人ができること、はたらきかける範囲はごく狭く、小さいことしかできないかもしれません。

しかしグリーフケア・スピリチュアルケアの現場では本当に真剣に関わらせていただいております。

 

大切な人との死別や流産、死産、人工死産、虐待の体験など、人生の一大事である出来事を、私を信頼して語ってくださります。

祈りと救い』を購入したのは「宗教者の祈り」について知りたかったからなのですが、思わぬところで自分と同じ悩み(といっても私とは規模も次元も器も違いますが)を抱いていらっしゃった先生のことが知れてとても勇気づけられました。

 

読んでくださりありがとうございました。

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