自分を満たしていないと、無意識に相手から奪ってしまうことに
グリーフケア・スピリチュアルケアに携わるようになり、セルフモニタリングとセルフケアの大切さを実感しています。
同じ行為一つでも、本当に相手のためを思ってのことなのか、自分の気分を良くしたいためなのかが問われます。
例えば、プレゼントを渡す行為。
本当に相手に喜んでもらいたくて送っているのか、相手からの感謝やお返しを期待する自分の気持ちが主となっているのか。
純粋な気持ちで与える場合は与える側も嬉しい気持ち、喜びの気持ちを抱きますね。
ところが、これを贈ったらもっと関心を持ってくれるかな、感謝されるかな、好きでいてくれるかななど、自分が満たされたいという動機で与えることってありませんか。
形の上では与えているかもしれませんが、気持ち的には真逆になっている。
相手にも何となく、もやっとした感じで伝わってしまう場合が多いです。
プレゼントを受け取ったものの、
なんとなく重い気分になったり・・・。
押しつけがましく感じたり。
負担になったり。
100パーセント純粋に相手のためという動機でいられることは難しいかもしれませんが、自分のためという割合をできるだけ少なくしていきたいものです。
また、本当に相手のためを思った行為、喜びからの行為であっても、相手の方に偏見や思い込みがあると、拒否や批判されることがあります。
自分の心の動機を見つめて、本当に相手のことを思った行為だったのならば、自分を責める必要はないと思います。
それは相手の心の問題なのだと割り切ることも大切ですね。
あなたに非があるのではなく、相手に受け入れられなかった、以上です。
どんなに相手のことを思った行為を行っても、全員に100パーセント受け入れられることはありません。誰であっても嫌われることはあります。
嫌われることを恐れると、結局相手に媚びを売ることになり、
それはまさに「受け入れてほしい」という自分の欲求を叶えることを相手に求めることとなってしまいます。
相手に要求している状態。
満たされていないから、相手に求めてしまうのですね。
自分自身をまず満たすセルフケアがまず大事ということですね。
まず自分が満たされ、あふれた分を他者に与える。
こちらは看護師で僧侶、臨床宗教師でもある玉置妙憂さんの動画。
自利利他。利他業をする前にまず自分を満たすということの大切さをおっしゃっております。
本も出されています。
玉置妙憂さんの言葉を聴き、本当にその通りだなあと。
セルフモニタリング・セルフケアについての内容でした。
私も日々学ぶこと、気づかされることばかりです。
読んでくださりありがとうございました。